
フィジーには、古くから伝わる「カバの儀式」という伝統的な儀式があります。特別な日に・・またお客様がみえた時のおもてなしとして行われる儀式です。カバ(別名ヤンゴーナ)とは南太平洋一帯に生育している胡椒科の木のことで、成分はリラックス・鎮静作用があると言われています。儀式はそのカバの根を乾燥させ粉にしたものを、布に包んで水の中で搾り出し、その汁をココナッツの殻で杯を交わすように飲み、手を叩き、礼を述べる・・静かに夜遅くまでも続く、この神聖なカバの儀式の中で、使われる大きな天然木の器が「タノア」と呼ばれています。とても神聖な工芸品ですが、ギフトショップでも購入は可能で、実際に儀式に使われる直径30cm以上ある本格的なタノアをはじめ、サイズ、形に貝細工など様々な装飾が美しく施されたものが、多数扱われています。手のひらに乗る位に小さな可愛いタノアは、花を生けたり、リゾートのレストランでは、テーブルセッティングやバスルーム等でインテリアに使用されたりしています。
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